今日は全国の営業職の方に朗報です。
つらい営業の仕事。
毎日つらい、つらーいと思いながらも頑張っているあなた。
この対談を読めば、明日から営業がつらくなくなるかもしれません。
というわけで本日は
「営業がつらい時にどうしたらいいの問題」について対談しました。
今日の登場人物
渋谷でITベンチャーを経営しているトリ。上場企業→ベンチャー企業→ニート→主夫→フリーター→個人事業主→経営者とほぼ全てのキャリアを通過。あまりにクソな商品なので全然売らなかった時、上司に「お前はそんなもんなのか?その程度で止まっていいのか?」と言われて、「はい」と真顔で答えました。このブログの中の人です。
10社以上の営業をやっている個人事業主。大学生の頃から営業職につき、7年間ひたすら営業職。新卒から1,000人以上の会社でトップになったり、全然売れない+クレーム山積みのうつ直前の極限状態を経験したりと、営業の酸いも甘いも経験。これからも営業ゴリゴリやっていきます。こちらのブログで営業ノウハウ発信中。
営業がつらい!!今すぐ営業辞めたい!!
では、今日の質問をお願いします。
はい。よろしくお願いします!
営業職3年目になります。
最近、営業していてつらいです。 商品が信じられなくて 売れば売るほど罪悪感を感じでいます。
ただ、売らないと上司に怒られます。 正直、辞めたいほどつらいです。 どうしたらよいのでしょうか。
今日いただいた質問は営業がつらい、という切実なお悩みですね
なるほど
この気持ち、すごくわかります
私も3年目ぐらいで、同じ気持ちに陥ってました
へぇ!
アイアンマン笹田でもそうなるんだね
当時のあだ名、「サイボーグ」の私でもなってましたw
求人サイトの営業をしてたんですけど、使っても絶対応募が来ないことがわかっているような弱小サイトの営業でした
ただ、安いんで売れちゃうんですよね
あ、一応売れるんだね
売ればクレーム 売れなきゃ叱責
こんな感じでした
売ったら、高確率でクレームになるってこと?
です!
それはえぐい
契約期間も半年とか1年なので、逃げられなかったんですよね。苦笑
クレームというのは、「掲載したけど人が集まらないじゃねーか」みたいな?
まさに、それです!
でも、売るときは「絶対集まりますよ!」って言って売るんでしょ?
言ってましたねー
任せてください!5人でも応募がくれば、お支払いいただいた元は取れますよ!とか
それは間違いなくつらくなるね。だましてるような気分になっちゃうし。しかも毎日。
当時辛かったのは、多少でもサービスの改善が進めば良かったんですけど、開発が追いつかなくて、サービスも良くならないまま、営業してたんですよね
どんどん詐欺師に近づいていく感覚でした
こわ
www
ほんと怖いですよ! しかも、未だにそのサービスを信じ切ってる営業マンがいるってことですね
応募が来ないのは、お客さんの使い方のせい
みたいな感じで
経営者がクソだと営業がケツをふくはめになる
すごいですね
でも、リピートされないでしょう?そんな状態じゃ
ほぼほぼ解約ですね
なので、営業の手数を増やして、新規を売りまくる作戦です
悪徳SEO会社じゃねーかよwwww
どこもやってることは同じです
まぁ客観的に見ると、経営者がクソなのを、現場の罪悪感で埋めてる感じだよな
ですね!
プロダクトを磨いたり、喜んでもらえるお客さんをしっかりターゲティングしたりするのは、経営サイドの仕事だと思うから
良いものだと信じ込ませる社長や上司の洗脳力は怖いですよ
弱小サイトとか零細企業でも、今の市場で未解決の問題とかをしっかり定義できていれば、そんな状態にはならないはずだからね
そういう会社とか商品だと、すごくつらいよね
結局、怒られたり対応したりするのは現場だから
そういう会社は、上司は営業しないですからね
結果、部下を叱るだけ
なんで売れないんだ!
っていうだけ
こういう「商品がクソすぎて売るのがつらい」っていう場合は、どうしたらいいかね
私もやっぱり似たような経験あるんだよね
営業の定めなのかなぁ、、、
商品がクソすぎて営業するのがつらい時には
営業が組織の弱い部分を精神力で巻き取るは定めですよね…
私が当時やったのは、
●ダメ商材でも、アプローチする数を増やせば可能性のあるターゲットはいないか?
●今ある中での使い方の改善はできないか?
●それでもダメなら、他のサービスの紹介w
でしたね
他のサービスは、他社です。笑
とにかくお客様と仲良くなって、何かしら役に立つ術を探しました
私も頑固だから、「これはこのお客様には売るべきじゃないな」と思ったら、売らなかったね
だから、「売ることによる辛さ」というのはなかった
その代わり、数字が厳しくなるから、社内で辛い思いをすることになるけど
ですよね!
その時はどうしてたんですか?
ん?
何が?
社内のつらい時の対策です
上司から詰めらたとき、どうしていたのかな、と
「こういう理由で売れないですね」って普通にフィードバックしてたよ
プロダクトがマーケットにフィットしてないよ、って伝えてた
さすがです!笑
けど、上司によっては
売れない理由はいいから売ってこい! みたいな、私の元上司みたいな人もいますからね
このときは、本当に辛かったですね
私も、上がまともな時はそうやってちゃんと会話できていたけど、上が頭狂ってた時は無理だったね
「いいから売ってこい」みたいな感じだったから
そういう上司や経営者にあたっちゃうと、やっぱり逃げ場がないですね
そうだね。でも、やっぱり自分が相手にとって必要ないと判断したら、売らなかったね、私は。
そこでちゃんと戦えないと、営業の存在価値ないと思うんだよね
営業って「売る仕事」じゃなくて、「現場の声を拾ってきてプロダクトにフィードバックする仕事」だと私は考えているので
社内の人間と闘っていないってことは、フィードバックしてないってことだから存在価値ゼロだよね
営業=売る仕事ではない?
間違いないですね! 営業=売る、だけの意識で営業していると、辛さしか残らないですからね
そうなんだよ。少なくとも、営業が辛いってなっちゃってる人は、間違いなく「営業=売る仕事」だと思ってるね
もちろん売るのも大事なんだけど
社内と闘う、これも営業の役割ですよね。 現場の声を拾えるのは、営業だけですし。
「お客さんはこう言ってます。私もこう思います。」って社内にちゃんと伝えてるか?
で、営業の価値というか、レベルが分かるよね
それができていなくて、数字だけ売れていても、それなら広告ばら撒いた方が早いし安いってなると思うよ
それ、すごいわかります!
営業が会社の言いなり、もしくはお客様の言いなりになっているなら、介在価値ゼロですからね
いやほんと。そう思うわ。
偏ってちゃ、ダメですよね
「はーい、売ってきまーす」じゃダメだし「お客さんがこう言ってます」だけでもダメだよね
その上で、「プロダクトをこう変えたほうがいいんじゃないか」っていう社内へのフィードバックと、「こうやって使えばもっと役に立つんじゃないか」って顧客にフィードバックするのと、両方やるんだよ
売れないから会社のせい 結果出ないのは顧客のせい
じゃなくて、
どうすればもっと売れるサービスになるか どうすればもっと使えるサービスになるか
両方ですね
顧客とサービスがすりあっていない時ほど、営業の価値って高いわけだよね。そう考えると。
そこがすりあっちゃえば、広告の仕事だから
ですね!
営業は本質的には「調整する仕事」だから、つらい仕事かもしれんヌ
でも、ある意味「顧客とサービスの間に入ってすり合わせをやる」のが本質だとしたら、つらい仕事だよね
常に葛藤をもって、すり合わせるのが営業の本質かもしれないわけで
売るだけの方が機械的にできますからね
けど、本質は違いますからね。
つらい職業ですけど、すり合わせるってことを理解しないと、売れないと嫌になるのも必然ですね
クソなサービスと言いたい放題の顧客の間に入って、「どうやったら売れるか?誰にもっていけば売れるか?」を常に考えて、売れない時は社内の冷たい視線や上司の厳しい叱責にも耐える。 売れたら売れたで、次は「どう使ってもらえば喜んでもらえるか?」を考えて社内にフィードバックし、なかなか改善しないサービスの文句を言ってくるお客様の声に耐える。
つらすぎるww
で、やっと「誰に売ればいいかもわかって、その人に売ったら顧客も完璧に喜んでくれる」という状態を実現したと思ったら、
「これまでありがとう!じゃあ、ここからは広告の仕事だからおつかれ!」って言われる運命
根本的に、辛い仕事なんだよ。たぶん。
あげくに切り捨てられるw
根本的にそうですよね。けど、そこまでできる・やり切れる営業も、そんなにいないとは思いますけど
営業がそこの間に入って戦わないと、結局は誰も幸せにならないですからね
そう。基本的には唯一の「顧客接点」だからね。つまり、ビジネスのほぼすべてがそこに詰まっているし、全てのビジネスがそこから生まれてくる場所だから。
営業はつらいけど、1番の基本ですからね
そうだね。ビジネススキルを伸ばすには最も手っ取り早いとは思うな
商売の原点みたいなもんだから
あと、売る力は起業とかに超役に立つから
とにかく「営業力」が身に付いていれば、死なない
間違いない!
「営業=売る仕事」と思ってる人は、「マーケティングによって営業が無くなる」とか言ってるけど
そうじゃないから
「サービスと市場をすり合わせる仕事」だから、100%無くならないから
私も同じ考えですね。営業がなくなることはないですね。売る作業が簡易化されることはあっても。
だよね。
そろそろ時間だ
結論を出そう
営業職がつらい仕事すぎて勇気がりんりん湧いてこないあなたへ
営業がつらいときは、営業の本質と向き合う。ただ売るだけじゃなくて、サービスと顧客をすり合わせるために、色々巻き込むのが営業の仕事と理解する。やりきれば、死なないスキルが身につくよ!
ちょっと長いですけど、まとめるとこんな感じですかね。
結論、頑張って社内外と戦おう!
ですね
でも、「本質的につらい仕事」なのは間違いないから、
●会社やサービスに思い入れがある
●営業としてのスキルを伸ばしたい
●起業や独立に興味がある
という人は、頑張ってみるのもいいかもだけど、
それ以外の人で、向いてないと思う人なら職種を変えた方がいいかもね
目的や思い入れがないと、つらいだけですからね。
あ、でも自分が好きな商材とか愛用品とかを扱ってる会社に行くと、全然変わると思うよ
激しく同意です!最後は気持ちですからね!
リクルートのときも、「ホットペッパー学生のころから読んでいて、愛してます!」みたいな人が結局一番楽しそうに仕事してて、しかも一番売ってた気がするし。
そういう意味では、営業はきっと新卒が1番楽しいですよ。商品を素直に良いものだと信じ切っていますから。
といわけで、「好きなものを扱っている会社に転職しよう」が私からの結論ですね
では終わりにしましょう!
ありがとうございました!
あじゃじゃしたー( ・`д・´)