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【インタビュー記事】副業したい!でも仕事が忙しくて時間が無い・・・どうやって時間を作る?

対談記事

今日はコンサルタントとして活動されている阪井裕樹さんにインタビューを行いました。

 

・本業の仕事が忙しい中で、どうやって副業をする時間を作り出すの?

・独立や起業の前に意識しておくべき働き方や習慣は?

 

などの内容となっています。

副業を始めたいけど、忙しくて時間が取れない。

仕事を早く終わらせて帰れるようになりたい。

独立起業に向けて、働き方や仕事のスタイルを見直したい。

 

という人にお役に立つ内容だと思います。

阪井さんのWEBサイトはこちら。

『起業エンジン』のつくり方。 https://sakai-hiroki.com/

それでは本編をどうぞ!

忙しい会社員が、どうやってうまく時間を作って副業するの?

 

鳥井 最後、会社でのポジショニング。今日のテーマは一応両立だから、みんな最初はなんだかんだで並行してやるでしょう。そのときに会社で気をつけたいことだよね。これって結構大事なんでしょう?

 

阪井 そうです。ポジショニングってめちゃくちゃ大事で、「飲み会に出ない人ポジション」をいかに獲得するかとか。

 

鳥井 ポジショニングって書いているのは、社内での自分の立ち位置を意図してつくるってことだね。

 

阪井 意図してつくらないと、上司から残業を振ってきたりとか、上司に都合のいい人と思われたら終わりなんで。意図して「早く帰る人ポジション」を作る感じですね。

 

鳥井 どんな感じ?具体的にやったことで言うと。

 

阪井 さっさと帰りました。

 

鳥井 (笑)まぁそうなんだけどさ。でも雰囲気とかあるじゃん。

 

阪井 無視ですね。そこはメンタルですよ。そこは方法がないです。

 

鳥井 キャラを確立しちゃえばできるんだけれども、一番最初にそういうキャラじゃない人ってキャラチェンジしないといけない。そういう人だったらどうしたらいいわけ?

 

阪井 「家族大事にしますポジション」ですね。

 

鳥井 あぁ、家族言い訳にしちゃうパターンね。

 

阪井 それもいいかもしれないですね。いきなり帰りますって言いづらいと思うので、ちょっと今日奥さんとご飯食べに行くので、とか。あと、「友達を大事にしているポジション」もおすすめですね。友達と今日飲みに行くのでとか。

 

鳥井 なるほど。自分だけの都合というよりは、他の人に時間を割いているっていうイメージか。あいつは会社外の人間関係とかに時間を使っているやつだっていう印象をつくればいいわけね。それは俺も子供をだしにしていた。実際は一切関係なかったけれども。

 

阪井 私も最初のころ確かにやりましたね。奥さんと友達。

 

鳥井 攻めにくいもんね。

 

阪井 あらかじめ予定があるってなると、辞めろとは言えないじゃないですか。

 

鳥井 まあ、そっちをキャンセルさせないといけないから向こうも攻めにくいというか。でも定時まではきちんと働いて。

 

阪井 ポイントは、仕事はしっかりやることですね。やることはやるんです。やることやらないで自分の権利を主張できないので、やることをやったうえでのお話です。

 

鳥井 数字は上げるとか、仕事であんまりミスを起こしているとかではなく。

 

阪井 真面目に働いていて。

 

鳥井 いま不真面目な人は、まず真面目にしなきゃだね。笑

 

阪井 真面目に働くというところからスタートじゃないですか。

 

鳥井 一定の成果をやる人だっていう評価を得て。

 

阪井 あいつ最近変わったなっていう感じになってきたところで、ちょっと早めに失礼しますっていうのを徐々につくっていく。だから最初の副業から始めるべきっていうのもそうなんですけれども、一定の期間、1年とか2年とか、特に人間関係とか時間がかかる。

 

鳥井 いきなりは無理だよね。半年とかかけて徐々に、じわじわ時間をつくっていったりとか。それだけでも自分の環境をコントロールする技術じゃん。だから大事なんだろうね。

 

阪井 大事です。自分に主体性をもつ。周りに流されるのではなくて自分で主体的に会社で働く。

 

鳥井 そういうことだもんね。副業を始めると自分主体で考えて人生を選択していくっていう、スタンスが変わるからメンタル面でも練習になるよね。結局独立をしちゃったら誰も教えてくれないし、わけわからない誘惑なんかたくさんくるから。

自分で、「なにがいいのか、なにをやらないべきか」っていうのを、きちんと判断できる主体性をはぐくんで辞めていれば、確かに失敗しないと思う。

会社にいる間に、コントロールしにくい上司にうまく自分の成果を認めさせたうえで、でも自分の好きなことができる環境を整えたりするのって「修行」みたいなもんだよね。

 

思ったことは、毎回はっきり伝えるようにしよう!

 

阪井 そうですよね。自分をコントロールしないとどうしようもないので。理想は、例えば不真面目なところからのスタートであれば、まず真面目に働くということじゃないですか。真面目に働いたうえで、次のステップは上司を怒鳴りつけるっていうポジションです。

 

鳥井 怒鳴りつける?怒るわけ?どういうこと?

 

阪井 要は上司の言いなりにならないよっていうポジション。ちょっと扱いづらいやつポジションを獲得しておくと、さらに早く帰れます。

 

鳥井 扱いづらいポジションって「自分を主張してくる」ってこと?

 

阪井 あいつは残業やらないからって上司に思わせちゃう。そこまで突き抜けちゃうと、上司はなんにも言わなくなります。かなり腹黒い感じですね。私3年かけてここまで来たんで。

 

鳥井 俺けっこう天然でこんな感じだったから、面談のたびに上司はすごく嫌がっていたと思う。面談のたびに「この仕事意味なくないですか」とか言っちゃってたから。確かにこんなちゃんと考えたことなかったけれど、思ったことをちゃんと言うべきだと思うわ。

例えば会社の戦略で「意味ない」と思ったものを「意味あるからやれ」って言われて、はいやりますじゃなくて、一回そこで自分なりにファイトして、「自分はこう思うんですけれども」っていうのを(主張するべきだよね)。これってどこにいてもできるじゃん。会社の外に出ても中でも一緒じゃん。思ったことをはっきり言えるようになっておかないと、結局後で困る。

 

阪井 私も扱いづらいやつで。うちの会社シフト制なので、忙しい時期と暇な時期っていうのがあるんですね。忙しい時期って本当に忙しいので、前々から慣例としてなんですけれども、翌月の休みを前月にもってきていたりとかしてたんですね。本当はやっちゃ駄目なんですけれども。やっていて、誰も言ってなかった。

で、私が一回キレて、おかしいよねって課長のことを怒鳴りつけて、それが1年目だったんです。それでその慣習がなくなったんです。でも翌年、もう一回同じことやったんで、ちょいちょいってまたキレて、制度を変えさせました。

 

鳥井 激しいね(笑)でもそういうことだよ。

 

阪井 言いましたよね。なんでまたやるんですかって。

 

鳥井 ちゃんと発言しないといけないときって、自分だけのために言っているようじゃ駄目で、全体のために。

 

阪井 そうですね。みんな言わないんですけれども代表して。

 

鳥井 他の社員も含めて、それって結局ゆくゆくは会社のためになる。みんなが辞めちゃうかもしれないとか、不満が溜まっているだからよくない制度だから駄目でしょみたいな。正当性とか論拠がちゃんとあれば言うべきだよね。

 

阪井 そうです。わがままじゃない。

 

鳥井 俺だけ早く帰らさせてくれよとかではなくて、ここはこうしたほうがいいですよっていうちゃんとした意見があるなら、戦ったほうがいいという話ね。

 

阪井 だから扱いづらいやつっていうのは、「あいつ嫌いだ」っていうのではなくて、「あいつ、まともなこと言うから反論できないし面倒だ」っていうポジションです。

 

鳥井 あいつとバトってもまともだから、俺負けるかもっていう印象だよね。

 

阪井 そんなポジションを作り上げていくと。

 

鳥井 でもそれは独立とか起業してからも一緒だね。「自分はこう思う」ってちゃんと言えないと、あっという間に変な方向いくからね。

自分で事業やると、ほんとに外圧が多いから流されやすい。会社員時代から「一回ファイトする習慣」を付けとくのはは大事だね。ほんで、「自分が正当性のあること言っているのに、周りも味方してくれないし上司も頭狂ってていじめられました」ってなったら、すぐ辞めたほうがいいよね。そんな会社いるべきじゃない。

ちゃんと意見が通ったり、尊重してくれるんだったら、大概の会社は実際に言ったらちゃんとしてくれるから、そのとき気が付くよね。「まともなこと言ったらちゃんと変えられるんだな」って。

 

阪井 だから最近周りの若手の社員から言われる私のあだ名、「死神」なんですよ。若干怖がられてますね。ちゃんと言うので。それまで言わなかったことを。

 

鳥井 みんな思ってても言わないんでしょ?

 

阪井 言わないです。言わないことを代わりに私が言うから。

 

鳥井 なるほど。でもそう考えると危ないね。今、私は逆に人を雇うほうだから、急にさぼっていたやつが真面目に働き始めたら。

 

阪井 ちょっと危険信号ですね。

 

鳥井 そのあと家族想いになり始めたら、もうそいつは何かしら副業やっているよね、すでに(笑)気を付けておくわ。まぁうちは副業OKだけどね。じゃあちょっと時間もだいぶ過ぎてるし、この辺で。今日はありがとうございました!

 

阪井 こちらこそ、貴重な機会をありがとうございました!

 

(おわり)

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