おはようございます。
がくちょうです。
盛り上がってますね。
保育園落ちた日本死ね!!!問題。
はてな村の匿名ブログが国会まで飛んで、デモまで発展するとは、、、、時代を感じますね。
このテーマは色々と根深い問題があるようですが、
保育士の給料が低い
保育園が増やせない
保育園に入れられない待機児童が増える
うまく共働きができなくなる
という構図の意見が多いようです。
確かに、私も送り迎えとか保育参加とかやってるからわかるけど、間違いなく保育士は激務。よほど給料もらわないと割に合わないんじゃないか?と感じる。
以前、このテーマで私も色々と書きました。
とか色々と燃やしてきましたわ。ええ。懐かしい。
保育園落ちた時にどうしたらいいかって、誰が教えてくれるの
純粋な疑問なんだけど、落ちた時にどうしたらいいのか?って、誰が教えてくれるわけ?
私も、子供3人いるんだけど、3人目は見事に保育園入れなかったよ。
だって、2月生まれだったからね。
知ってました?早生まれ(1月~3月に生まれること)だと、4月からの保育園の申請に間に合わないから、その時点でアウトなんだよ。
マジで!?
ってなったっす。最初。
この近代化の進んだ日本において、生まれた月が1月だと保育園に入れないだと??
リアルに何かの冗談だと思って、3回くらい聞きなおしました。
マジでした。
保育園落ちたどころか、もはや申請すらできなかったわ。
そこからは認可の保育園とか、無認可のところとか、とりあえず登録してある保育所を探して電話したけど、全部「ゼロ歳児は、、、、とりあえずキャンセル待ちですので施設見学来ますか?」だよ。
平日の昼に何度も何度も入れるか分からない保育所の施設見学に行けるか!!ボケ!!
ということで、マジで途方に暮れた。マジで。
私の場合、両親とも関西にいるため、親にも頼れない。
でも、新卒のタイミングで東京で就職しているし、上の子供は保育園に入ってたので、「移住でもするか!」なんて独身ブロガーのようなこともできない。
マジで困ったっす。
保育園増やすのもいいけどその前に教育したほうがよくね
今回の「#保育園落ちた日本死ね」の騒動で、色々と議論が湧いた。
保育士の給料を上げるべきだとか、保育園を増やしても労働人口は増えないとか。
すごくいいことだと思う。
私は、子供ができるまで知らなかった。早生まれだと保育園に入れられないなんて。
親も教えてくれなかった。
学校も。
もちろん会社もだ。
友人や同期の中では比較的早い段階で出産したので、知り合いでそういう事を教えてくれる人もいなかった。(というか、私は友達が少ない、というかほぼいない)
もちろん、保育園に入れなかった後も、どうしたらいいのか全然分からなかった。
奥さんの知り合いで、「早生まれは不利」だと知っているから、計画的に妊娠時期をコントロールしようとしている人とかいたけど。
21世紀だぞ。おい。
妊娠時期をコントロールしないと保育園に入れないって、大丈夫か日本。
落ちたら落ちたで、自分ができることをしたらよくないか?=>自分ができることが分からん
今回の騒動で、こんな意見が出回った。
敵を作って戦うよりも、いっしょに問題解決していくほうが大切だ。本当に本当に同意です。/保育園落ちても生きて(できれば笑って)いこうぜという話 | サクちゃん https://t.co/o98ACuY0aD
— 佐々木俊尚 (@sasakitoshinao) 2016年3月6日
日本人っぽい考え方だな。
そして駒崎さんがこちらの意見を。
中途半端に「ポジティブ」に逃げるのやめようよ。保育所問題は、数千億程度の予算が足りない、ただそれだけの問題なんです。財源もつくれば出るのにつくってないだけ。工夫も何もない。ただ、我々の代表たる議員達に、「優先順位上げろ」と言い続ければ良いだけ。
— 駒崎弘樹:Hiroki Komazaki (@Hiroki_Komazaki) 2016年3月7日
うん。
そうだね。
私も、中途半端に「ポジティブ」になっても意味ないと思うよ。
こういう社会システムの話で、「悲しいことがあっても、自分ができることをやっていこう!」ってのは、なんか違うと思う。
社会は、声を上げて、行動を起こして、戦って変えていかないといけない。
だから「保育園落ちたら落ちたで、自分にできることをやろうぜ」っていうのは違うと思う。
でも、今回の問題はさらに違う気がする。
そもそもさ、この問題って大多数が、「自分にできることの、選択肢すら知らない」って状態なんじゃないの?もしかして。
「できることをやっていこう」
の手前で、
「できることが何なのか知らない」
って状態なんじゃないかしら。
実際には色々とあるのかもしれない
調べてないよ。調べてないけど、実際には色々とあるかもしれないよね。
このあたりは、就活のころとすごく構造が似ている気がするんだよ。
私は、狭い価値観で生きてきたから、「良い大学に入って大きな企業に就職するのが良い人生」と思って18年くらい生きてきたタイプだったのよ。
でも大学で部活にハマっちゃって留年して、就職活動も途中で断念した。
その時、思った。
「大学なんて留年したら、まともに就職ができなくなって人生は終了。負け組になるんだ!!人生終わった。。。。」
って思った。リアルに思った。
でも就職してみたら留年なんてしてるやついっぱいいたし、大企業ばかりが良い人生じゃない事も分かった。そして今、私はスタートアップなんてバカみたいな事をやっている。
その当時の自分に会ったら、
実際にはいろいろ(選択肢が)あるよ
っていうと思う。
当時は学校はそんな事教えてくれなかった。
親も教えてくれなかった。
案外、子育ても一緒なのかもしれない。
共働きを目指す家庭のための情報が少ないんじゃ???
子育てとかの情報は充実してる気がするんだよね。
「良い子供に育てるための方法」とかは、いっぱい見かけるし。
でも、「共働きバイブル」みたいなのってあんまり見かけない気がする。
「共働きは大変ですよ!だからこんなことに気を付けましょう」
とかの抽象的なやつじゃなくて、具体的に
●病児保育サービスの使い方
●保育園に入れやすくなる勤務形態
●インフルエンザにかかった時の仕事の対処方法
●育児と両立しやすい仕事環境やお勧めの職種
●核家族が協力者を作るコツや実践記
とかさ。
そういうの、もっと増えてもいいと思うんだけど。
みなさんは子供ができる前に、「早生まれだと保育園入れない」とか、「プール熱にかかると発熱から5日間は預かってもらえない」とか、「ゼロ歳児の預かり枠が少ないから絶望的に入園できない」とか、教えてくれる人がいました?
私はいませんでした。
今回の騒動で、そこの需要すげーある気がした。
あなたも、そう思いません?
現場からは以上です。