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さようならSEO、こんにちはSNS

がくちょうのコラム

 トリイくんです。

さて、タイトルの通り、私はそろそろ検索エンジンからの集客を辞めます。

SEOに関しては、ざっくり10年後から20年後くらいまでが見えました。

ざっくり言うとパーソナル化とリッチコンテンツ化が進むというイメージですが、もはや完全にハックする方法が分かってしまったし、組織的なハックに対して個人が勝てるとは到底思えないので、もう早い段階で個人で戦うのは辞めようと思います。

検索のパーソナル化はどういうUXになっていくのか、まだまだ変わっていくだろうけど、ある意味それはコミュニティ化、ソーシャル化の流れと融合していくような道筋だと思っています。

今、私がベンチャーとしてやっているのは大雑把に分類すると「メディア業」みたいな立ち位置です。

プラットフォーム業やクラウドソーシング業にも分類できなくないけど、創業者としてはメディア業だと思ってやっていて、このまま進めると

● 検索エンジン上の情報を質を数段高める

● 検索エンジン上の情報をとってもリッチにする

というのは両方達成できると思う。

その辺までで、とりあえずメディアに関わるのはいいかなと考えていて、次はもっと別のテクノロジーをやりたい。

教育の在り方が変わる

さて、趣味で運営している大学ですが、実はこちらもすごい大きな変革が起きていると思ってて、結構マジでイノベーションに取り組んでいます。

デバイスと通信インフラが個人に行き渡ったことで、教育の在り方が変わってきている。

私は人を育てる星に産まれてきているし、実際に人を育てる仕事を8年くらいやっています。

その上で、人間の教育に必要なのは、

1) 安心(良い意味での同調圧力)

2) 選択肢(どういった選択肢があるか自体を知ること)

3) 現実感(目標地点を実際に目視すること)

4) 自己の可視化(自分のことを客観的に見える状態にすること)

5) 知識(どうすればいいか知ること)

6) 体験(実際に行動したことによる外界からのフィードバック)

の6つだという結論に至りました。

これに、「本人のタイミング」が合致した分だけ、成長や変化が発生します。

実は、この中で一番コストが高いのが3の現実感です。

例えば私が個人で事業を始めた時も、チームで経営を始めた時もそうでした。

2の選択肢を広げるところまでは、メディアやインターネットのおかげで楽ちんになったのですが、3の現実感を得るまでに結局何年もかかってしまった。

私のように、自分で目標を設定し、知らない人にメッセージを出したり紹介してもらってガンガン会いにいくようなタイプの人間でも、3の現実感を得るのは大変難しい。

受験勉強のようなゴールが一点に集約されている領域なら、「東大に受かった人に会う」とかで一瞬で解決するのだが、実際には現実社会はそうではない。

「目標地点」を構成する要素があまりに複雑なため、そもそも見つからない。どうやって探せばいいのかもわからない。見つけたとして、現実感が湧くくらいの距離まで親しくなれる確率も低い。

ものすごく簡単に言ってしまうと、「心から目標にできる人間に会う」というのが非常にコストが高くて、そこが教育業の完全なボトルネックになっていると私は思っています。

なぜなら、その部分だけはうわっつらの情報や付き合いでは手に入らないからです。

深い付き合いが必要だ。

しかし、膨大な人間と深い付き合いをするというのは矛盾している。

よって、絞り込めずに右往左往して、コンサルジプシーやセミナージプシーが大量に発生する。

やりたいこと難民などが良い例です。

それを、オンラインコミュニティで解決できるかもしれない。

そう考えています。

しばらく、つらつらブログ書きます。

また明日。

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