おはようございます。
がくちょうです。
毎日暑いですね。
さっきコーヒーを買いにいったのに、帰ったら野菜ジュースを持っていました。
暑さで頭おかしくなったんでしょうか。
さて、今日は値上げする方法について書きます。
自分でビジネスやったり、会社員として営業をやったりしていると、いつか「値上げ」と向き合うタイミングが来ますよね。
ただ、値上げする時って顧客への説明が大変だったり、そもそも値上げしたら顧客が離れるんじゃ・・・みたいな部分が気になったりと、いろいろと心理的な負担があると思います。
その辺を乗り越えるための話です。
値上げする意味を考える
まず、そもそも値上げに抵抗のある人とかが多いなと思います。それがもう、全然ダメな考え方なのでそこについて。
そもそもビジネスってのは値上げが最も重要な作業で、とにかく高い値段で高い価値を返さないとダメです。
値上げをするときこそ、クライアントや商品をリストラクチャー(再構築)することができる唯一のチャンスなんですね。だから怖がってはいけません。
高い価格でお支払いいただき、高い商品価値をしっかり返す。それにご納得いただけないクライアントと付き合っていく必要はないわけです。
値上げを真剣に考えると、「よりよい商品価値」とは何か、「より求めているクライアント」は誰なのか、を改めて考える必要が出てきます。
この作業が、ビジネスにおいて非常に大切なんです。コアバリューを突き詰めまくるということですからね。
もちろん、クライアントの「緊急度」や「ロイヤリティ」に合わせて、低いレベルの商品も用意すればいいです。下げるのは簡単です。サルでもできる。
ですが、基本はコアバリューをどこまで突き詰めてあげていけるかが、今後のビジネスの展開とか伸びしろを決めます。特に日本では人口減りますからなおさらです。
最近2年とか、値上げをしていないそこのあなた。
停滞してるんじゃないですか。ビジネスの中身が。
どうしても安売りしてしまうサルなあなた。
とにかく何も考えずに先に値段を2倍にしてみましょう。
そして、その値段に見合う商品をもう一度考えてみると、より良いサービスや顧客への価値が明確になると思いますよ。
お客様は神様であってはいけない
よく言いますよね、昔から。
お客様は神様です
みたいな社訓とか掲げている会社とか、いまだにあるかもしれません。
むかーしにアルバイトをしていたデリバリーのピザ屋さんでは、スタッフルームに貼り付けてありましたね。「お客様は神様です」って。
これが、一番やってはいけないことです。
これはもう、自分の人生を犠牲にして人を助けようとしているみたいな話と一緒です。
いいですか、何事もまずは自分です。
自分も幸せになっていないのに人を助けようとするなんて、まさに本末転倒ですよ。そんな助けなら必要ないわけです。
それに自分が満足いく状況じゃないのに人を助けようとしても、結局はパフォーマンスが低下してしまいます。自分に余裕やゆとりがある状態になってから、しっかりと力を込めて人助けをしたほうが、最終的にはパフォーマンスが高い状態で続けることができるわけですから。
で、こう言ったら「そりゃそうじゃ」ってオーキド博士みたいなリアクションが返ってくるんだけど、
お金をいただくビジネスになると途端に迎合する人がいます。顧客に。
ビジネスも一緒なんです。まずは自分です。
何よりも優先して、自らの収益がしっかりと回っていく状況を作り出さないといけません。その上で、顧客の満足度や社会に提供できる価値が存在するわけですから。
自分が苦しい状況になるような仕組みにしちゃうと、結局はクライアントへの提供価値も下がって、最終的には目的は達成できなくなります。
にも関わらず、目先の利益や満足度を拾いに行って、自分のクビを絞めている人がたくさんいます。
CS(顧客満足度)がES(従業員満足度)を上回るような構造は、絶対に長続きしません。
結果として、提供価値が下がって長期で見ればCSも下がります。
理念が薄い会社ほど、安売りする
顧客に迎合する人ほど、自分のビジネスの社会価値を深く考えられていない証拠です。
「絶対に自社が達成するべき目的」=「理念」が薄いから、目先の利益に飛びつくのです。
ですから、値上げを検討しているタイミングでは、
「自社が倒産したら顧客に深いダメージを与えてしまい、さらに社会全体にとってもマイナスだ」
「自社が成長することは業界にとっても社会にとっても、最終的には顧客にとってもプラスだ」
と思えるような
「自社のビジネスの目的=商品の存在価値=理念」
をまずはもう一度明確にしましょう。
自社のサービスが存在する理由は何でしょうか?
自社が成長することで、社会全体にとってどれくらい素晴らしい貢献になりますか?
それを実現するための値上げです。
それが意識できていれば、「お客様は神様だ」みたいな盲目的なビジネスの展開ではなく、長期的に自分に利益が上がってビジネスがゆとりを持ってしっかり回るような仕組みにしようと思うはずです。
そして、それを応援してくれるクライアントと付き合えばいいです。
顧客が悪いんじゃない、あなたがそういった顧客を呼び込んでいるだけだという事に気づかなくてはいけません。
だからこそ、顧客は切る。お客様を選ぶ。商品はどんどん値上げする。
その代わり、最高の価値を提供して最高の社会を実現する。
それが、オトコってもんです。
オトコは関係ないです。
まとめ
というわけで、
値上げする⇒商品価値は上がってクライアントは絞れる⇒収益が高くなり運営コストは下がる⇒自社にゆとりができる⇒よりよい価値を提供できる⇒よりよい社会を実現できる
という仕組みが分かりましたでしょうか。
これをしっかり理解しておかないと、値上げしてもクライアントに「高くなったね」と言われるだけになってしまいます。
もちろん前提として、「自社の成長は何よりも社会のためになる!」と思えるビジネスをやりましょう。
値上げをきっかけに、そういった社会価値やミッションを改めて考えるのも良いかもしれませんね。
もしあなたが会社員で、「全然そんなこと思えないぜ・・・」というどうしようもない会社で働いているということであれば、とりあえず目の前の値上げ問題は「ニセのビジョンや社会価値」を創りあげて乗り切りましょう。
そして転職です。。。転職。
是非こちらの記事もどうぞ。
やりたいことがわからない!という人が素晴らしい仕事を獲得するまでの話
仕事を辞めたいと思ったうつ状態だった私が実際に辞めるまでやったこと
というわけで今日も素敵な一日を。