皆さんはやりたいことがありますか?
こんにちは!
編集ライターのほりゅちゅこです
今回、5人の子供を育てながら起業されている鳥井さん(通称:がくちょう)のラジオで、
「がくちょうは『家事も育児も仕事も何もしなくていいから、自分の好きなことをしていいよ』と言われたら何をしますか?」
という視聴者さんからの質問がありました。
質問をいただいた方は、急に仕事が18日間も休みになり、時間はたっぷりあるものの、自分のやりたいことが全然見つからないとのこと。
それに対して、がくちょうからの興味深い回答があったので記事にしました。
- 自分が何をしたいのかわからない・・・
- 好きなことで起業するにはどうすればいいのか知りたい!
なんて人はぜひ読んでみてください。
本日の質問「『自分の好きなことを何でもしていいよ』と言われたら、がくちょうなら何をしますか?仕事もゲームもそんなにやりたいわけでなく・・・そんな自分が心配です」
がくちょうの回答はここから▼
それは良くないですよ。やりたいことがないあなたは、21世紀では負け組です。21世紀は、情熱を持ってやりたいことに取り組んでいる人の時代になります。なぜなら、地球全体の富が増えて、みんなが何となく生きていても生活できるくらいまで豊かになってきているからです。結果として「時間価値を高める」という動きにシフトしていってるんですね。
同じ1時間を過ごすなら、「人生にとって価値のある1時間だったね」と言いたい、という要望が増えてくるわけです。その時に大事なのは「やりたいことは何か」という話で、だから今、やりたいことで起業するという話が巷でよく出てきてるんですよ。
では、やりたいことをどうやって見つけるんだ、ということになりますね。勘違いしている人が多いので先に言っておきますが、やりたいことや好きなことは仕事にできないですよ。やりたいことを見つけて仕事にするなんて考え方は間違っているんです。
やりたいことや好きなことが絶対的に存在していて、自己分析をしたらそれが見つかり、何らかのスーパーノウハウによって仕事にできる、というアホの極みみたいな、「お前ナメてんのか?」という思考の人が多すぎます。そうじゃないんです。
要は、「楽しむ能力」なんです。人の問題を解決することにやりがいを感じるとか、売り上げを伸ばすのが楽しいという、今自分がやっている仕事の中で「楽しい部分を見つけていく能力」なんです。自分が変わらないのに好きなことがドカンって降ってくるとか、自分が今好きなことがそのまま金になるみたいに考えてる人が少なからずいて驚きますが、そんなわけないじゃないですか。
もちろん、結果として振り返ったら、「好きなことが仕事にできているな」ということはあると思います。でも、あなたの好きなことが仕事になるかっていうと、それはわからないし、ならないほうが多いと思います。そんなに甘くないですよ。
いろんなことに取り組む中で、情熱を持ったり、楽しむ場所を見つけようとしたりすることで、楽しみが湧いてくるんです。「楽しさ」の基準が違うんですよね。本気でやったら何でも楽しいですよ。そこがやっぱりズレてると思います。
何であれ本気でやれば自分を成長させてくれるし、少しずつ成果が出ます。成果が出たら楽しいじゃないですか。だから、楽しいことを仕事にするんじゃなくて、楽しく仕事をすることが大事なんです。仕事をやりたいようにやれる実力をつけろ、と言ってるだけです。
まずは、何でもいいから、がむしゃらに情熱を持ってやりなさい。質問者さんはやりたいことがないんじゃないんですよ。情熱が枯れてるんです。何をやっても熱くなれる人間になったら、何だって楽しいわけです。松岡修造なんか生きてるだけで楽しそうでしょ。
情熱を持って心のエンジンをかけることによって、感情が動く人生になるわけです。精神にとって感動は報酬なので、それが精神的な豊かさにつながります。
感情を動かすためには熱量がいるんです。だから「やりたいことがない」というのは、エンジンが完全にさびています。そんな状態では、やりたいことが目の前に降ってきても、全然楽しめません。
心のエンジンを燃やす習慣をつけなさい。くだらないことも全力でやってみなさい。
熱量をもって熱く取り組む習慣が身につけば、感情が動くようになります。感情が動くようになれば、好きとか楽しいとか、やりたいとかやりたくないとかのセンサーも敏感になって、もっともっと人生を楽しめるようになるんです。
楽しいことを探そうとするんじゃなくて、人生を楽しめる自分になりなさい。
それが私があなたにお伝えしたいことです。