おはこんばんにちは
がくちょうです。
さて、、、
今、私は今まで運営してきたオンラインの学校に、「クエスト」という学習システムを搭載しようとしています。
もうすぐβ版が完成というところで、改めてこのタイミングで「教育ってどうしたらいいの」という話を考えたりしています。
これまで何度か言ってますが、私は今の教育システムにものすごく違和感があります。
でも、そんなことを言いながら、「じゃあ例えば自分の子供を学校に行かさないでいいの?」と言われたら、明確にとてもはっきりと「YES!」と言い切れる自信もない。
何故かというと、
「既存の教育システムのどこが問題で」
「それを改善できた教育システムはどんなもので」
「その新しい教育システムによって確実に子供は今より良い人生になる」
という事が、確証を持って宣言できないからです。
特に難しいのが3つ目の「今より良い人生になる」の部分で、これがあまりに基準があいまいで測定が難しく、また基準を創ったとしても、人によって全くもって成果も変わってしまうし、何より何十年経たないと結果が見えないという事です。
成果が計測しづらく、無理やり計測したとしても数十年後にしか結果が分からない上に、結果が分かった時には引き返せない。
これでは比べようもない。
だからほとんどの人にとって、代替案など無いに等しい状況になってしまっていて、既存の教育がいつまで経っても変われない。
ここを打破しないと、新しいものは生み出せないなぁとずっと感じています。
打破してみる
「既存の教育システムのどこが問題で」
「それを改善できた教育システムはどんなもので」
「その新しい教育システムによって確実に子供は今より良い人生になる」
この3つをちゃんと論理的に説明し、実績として提示することができれば、一定量の親にとって「代替案」となることは間違いありません。
ということで、私が考えてみました。
既存の教育システムが
小学校⇒中学校⇒高校⇒大学⇒就職
というルートだとして、
代替案は
小学校⇒中学校⇒ビジネス教育&実践⇒就職⇒大学
というルートです。
ほとんどの人間が就職してお金を稼ぐという経験から逃れられない以上、義務教育終了後に速やかに「ほぼ全員にとって確実に必要になる知識や技術」について先に身につけていき、事業をやったりビジネスをやったり人の仕事を手伝ったりしていきます。もちろん、必要に応じて就職したりすることもあるでしょう。そして、社会に出て様々な経験をするうちに、本当に興味が湧き、学問として追及したくなったテーマが現れた時には、大学などの機関に入学して研究をする、という順番です。
・小学校、中学校という文明の基礎を創るための国策としての教育は継続する
・中学校卒業までは「親にとっての子供預かり所」としての機能も考慮して義務教育とする
・中学校以上は、年齢だけを基準にした横並び教育を辞める
・ほぼ全員が必要となるビジネスや仕事やお金についての知識を、高等教育の代わりに早いタイミングで持ってくる
・社会と接点を持ち、自分を再発見した上で見つけた学びたいテーマを、学びたいタイミングになってから追及できるようにする
という形です。
どう考えても論理的です。
単純な話なのですが、考え方として「なるべく将来必要になる知識とスキルを身につけさせる」「自分が本当に学びたいものが見つかった時が最高の学習期だ」という2つの軸があります。
ほぼ全員にとって確実に必要になってしまう「人間関係、お金、健康、精神」などを豊かに保持するための知識や方法論を先に学べるようにしておき、その他の学術的な専門分野や暗記すれば取れる資格なんかは、当人が外界との刺激を受けた末に「学びたい」と感じたらその時に学べばいい。
現在の、どう考えても将来的に必要にならない可能性の方が高い知識や方法論を先に全員に身につけさせ、一部の偶然適性があった人以外の9割以上が社会に出たらその知識を使っていない状態より、よほど健全で合理的だ。
大人になって、本当に学びたいものが見つかったら、その時にいくらでも勉強すればいい。
むしろ、早くから「健康に、豊かな人間関係を築きながら、短い時間でお金をちゃんと稼ぐ方法」を身につけていれば、大人になってからいくらでも遊べるし、勉強もできるじゃないか。(事実、私はそうしている。大人になってからの方が、学生時代より勉強しているし、いっぱい遊んでいる。)
そして私は今、この「人間関係、お金、健康、精神、マーケティング」などを豊かに保持できるようになるための学校を、オンラインで、非常に低価格で創るところにあと1歩まで来ている。
このペースなら、私の子供が中学校を卒業するタイミングには、かなり完成度の高い教育モデルにできているだろう。
これで自分の子供は、高校に行かせなくて済みそうだ。