みなさんこんにちは。
がくちょうです。
今日選ぶキーワードは、「マーケティングの黄金法則」というキーワードになります。
お伝えしたいメッセージは、人を動かしたい時は、今日紹介する「マーケティングの黄金法則」を活用すると、すごく効率が良くなる、ということです。
音声はこちらからどうぞ▼
マーケティングとは、人間の脳のスペックに物事をうまくフィットさせる作業
では、本編に入っていきます。
まず、「マーケティングの黄金法則」に入る前に、以前配信で紹介した内容の復習ですが、そもそもマーケティングとは何なのか、人を動かすとはどういう技術なのか、ということのおさらいをしたいと思います。覚えてますかね?
先に答えを言ってしまいますが、そもそもマーケティングというのは、
人間の脳の性能・スペックに、物事を上手くフィットさせる・合わせる作業だ
というのを以前紹介しました。
人間というのは、例えば難しいことをバーッと一気に言われても、なかなか上手く理解できなかったりするんですね。
そういう人間の理解力や読解力、いろんな計算力など、様々な性能の限界に合わせて、複雑な物事を人間が受け取りやすいように形を変えてあげるのが、マーケティングという作業の非常に中心的な作業になってきます。
これを逆に言ってしまうと、人間の脳の性能や働きを正確に理解することができれば、それを攻略することも簡単で、マーケティングというのは、非常にシンプルになる、ということでもあるわけですよね。
なので、今日は脳科学的な部分から見て、どういう風に表現や工夫をすれば、人を動かしやすくなるのか?つまり脳にフィットしやすくなるのか?という説明をします。
それがマーケティングの黄金法則につながってくるという話です。
人間の脳はサボりたい、そのために予測したい
では、まず脳科学の話になりますが、実は脳は複雑だと思われてきたんですが、最近、非常にシンプルな説明ができるようになってきました。
脳が何をやっているのか、どういう風に働きをしているのかに関して、「脳の大統一理論:自由エネルギー原理」と呼ばれている非常にシンプルな説明ができる理論が出てきています。
気になる方や細かく知りたい方は、ご自身で“自由エネルギー原理”と調べて、本も出ていますので、ぜひ読んでみてください。
今回、非常に簡単に、噛み砕いて分かりやすく言いますと、脳はたった一つのことしかやっていません。
それが予測です。
脳は何か物事が起こる前に、次に何が起こりそうかというのを、頭の中のもう一つの、いわゆるバーチャル世界と比べて、常に予測で計算しています。
この予測をなぜやっているかというと、ハプニングを減らして、予測通りに物事が起こる状態を保つことで、無駄なエネルギーを少なくする、つまりサボるため、というのがこの統一理論の考え方です。
非常にわかりやすいですよね。
簡単に言えば、生存確率を上げるために、絶えずハプニングを減らすための予測をして、そして予測通りの物事が起きるほど、事前に準備ができていれば、無駄なエネルギーが少なくなり、どんどん生存確率が上がる、というために発達したのが脳というシステムではないかという考え方です。
これはどんどん研究が進んでおり、証明がいろいろ出てきている非常に面白いジャンルですが、これをマーケティングの側で活かすと、どういう風に言えるかということです。