皆さんは新しいビジネスを始める上で、自分のアイデアが他の人とかぶってしまったらどうしますか?
こんにちは!
編集ライターのほりゅちゅこです
今回、5人の子供を育てながら起業されている鳥井さん(通称:がくちょう)のラジオで
「私が始めようとしている取り組みが、がくちょうの商材とかぶっているかもしれません。どうすればいいでしょうか?」
という視聴者さんからの質問がありました。
それに対して、がくちょうからの興味深い回答があったので記事にしました。
- 新しいビジネスを始めたいけど、すでに似たようなサービスがある……
- ビジネスをしていく上で、競合とどう差別化すればいいか知りたい
なんて人はぜひ読んでみてください。
本日の質問「今日はがくちょうにお願いがあります。私が始めたいと考えている新しい取り組みが、がくちょうのマーケティング商材とかぶっているかもしれません。がくちょうと競合したくないので、がくちょうの商品の価格をもっと高くしてください。高くできないというのであれば、どこに挑んだらいいか教えてくれませんか?」
がくちょうの回答はここから▼
僕と商材がかぶる人なんて、いるわけないじゃないですか。あり得ないので安心してください。
そもそも質問者さんは勘違いしているかもしれませんが、商材なんて基本的にかぶりにかぶっていくものなんです。
なぜかというと、人間の願望なんて5個くらいしかないからです。
例えば、モテたい、チヤホヤされたい、安心したい、金が欲しいとか。特に、人間関係ではモテたいっていう欲求しかないんじゃないですか?四六時中ずっとモテたいって思っているんだから、人間って本当にしょうもない生き物ですよ(笑)ただ、モテたいっていう願望は一つしかないんですけど、“モテる方法”っていうのはいろいろあるわけです。つまり、一つの願望に対して、それを達成する方法は無数にあるんですよ。
山登りに例えると、たくさんのルートがある中で、効率的な登り方を研究するのがビジネスであり、われわれ専門家の役割です。同じ手段、同じ装備、同じルート、さらにはまったく同じ足取りで登るということは、基本的には起こらないですよね?だから、丸パクリでもしない限り、ノウハウがかぶるということはあり得ないんです。
もともと人間の願望が少ないので、嫌でも目的はかぶるもんなんです。でも、嫌でも方法はズレますよ。なぜかというと、人によってノウハウが違うからです。
自分らしくやってください。僕も、僕らしくやっているだけです。
この前も、「サービスをパクられた」という話があったんですけど、サービスで大切なのは調整力です。
例えば、僕がサービスをパクられたとします。でも、そんなことはどうでもいいですね。なぜなら、僕のほうが調整力が高いからです。翌日、相手が1%しか改善できなかったら、僕は10%改善しているので、この時点で相手より9%上回っています。翌々日には、僕は20%改善しているので、相手が1%ずつしか改善できなかったとしたら18%の差がつくことになります。1年後にはまったく違うサービスになっています。
つまり、サービスというのは、スタートしてから何%ずつ改善していけるかという競争なんです。だから、「サービスが似ている」「パクられた」っていうのは低レベルな話ですね。
顧客と向き合ってサービスを改善する能力を高めることが大事です。僕はそういう感覚でサービス運営をしているし、プライドを持っています。それがプロだと思っています。