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準メディア業としての設計について

がくちょうです。

この記事の続きです。

だからコンテンツマーケティングの話をするんだって
がくちょうです。昨日の続きで、今日こそコンテンツマーケティングの話をしたいと思います。事業モデルは企画が9割いきなりコンテンツマーケティングと関係ない話ですが、リクルート時代から独立した後も、ずっと新規事業の創出という現場に好きで関わってき...

準メディア業としての設計

コンテンツマーケティングをやるなら、サービスの勝ち筋、企画と別で、準メディア業としてもちゃんと勝ち筋を設計しなくちゃいけません。

ただ、サービスをゼロベースで設計するときと違って、もはやメディア業という着地点が決まっているわけですから、結構簡単です。

提供するものは「情報」の一択ですし、アプローチするターゲットは事業モデルの方で既に設計してあります。

私の場合は、

  • 働き方を変えたいと思って
  • 自分でお金を稼げるようになる方法を探しているが
  • ビジネスをやるには特別なスキルや資格やノウハウが必要だという間違った思い込みがあるせいで
  • ビジネスの知識ばかり身につけてる(またはつもりになってる)ことに投資していて
  • 現実の行動パターンや習慣が変わっていかないので
  • 状況は何年も変わっていないままになっている

という人ですね。

で、ターゲットも出口も決まっているので、あと決めなきゃいけないのは1つだけ。

競合優位性をどうやって設計するかです。

メディアの競合優位性

メディアの競合優位性というのは、あまり種類が多くありません。

簡単に言えば

なぜ自社の情報は、他の情報に比べると質が高いのか

を説明するだけですからね。

私はメディアの競合優位性の理論として

  • 網羅性が高い
  • 利便性が高い
  • 情報密度が高い(ケースが細かい)
  • 最新性が高い
  • 情動性が高い

という4つを中心に考えています。

で、あとはどの外部メディア向けに配信するか?などにもよるのですが、私の中でコンテンツマーケティングのための準メディア業に向いている情報の設計方法がテンプレであるので紹介します。

①最新性が高いニュースに対して情動性が高い見解を載せる

これが鉄板テンプレの1つ目です。

メディアとしての情動性の方向を設計した後に、ニュースの仕入れ先をいくつか設定すれば簡単に仕組み化して大量生産できるようになります。

情報の生産コストが非常に低いわりに、一定の反応をコンスタントに獲得できるという意味で非常に強い仕組みです。

②ケーススタディをベースにした思考の盲点や認知バグと、それの乗り越え方を紹介する

これが鉄板テンプレの2つ目。

顧客や見込み客と接する中で、彼らが陥っている認知のバグや思考の盲点に気づいたら、それを紹介していく感じです。

情報密度が高い上に、利便性と情動性を同時に発揮できるため、非常に優秀なコンテンツになりやすいです。

ただ、コンテンツの企画自体を専門性が高くて経験値のある人間が行う必要があります。スモールビジネスはオーナーが専門家であるケースが多いので、非常に相性が良いです。

この場合、さらに利便性寄りの「TIPS系」と、情動性寄りの「気づき系」の2種類に分類できます。

企画と制作と管理を分業する

コンテンツマーケティングの設計においては、企画と制作と管理は分業する方が効率が上がります。

フローとしては

企画会議を週に1回行う⇒ここで①と②のコンテンツ企画を担当者がそれぞれ作ってきて、企画内容についてのブラッシュアップを行います。さらに、制作物のチェックも同時に行って、共通認識を深めます。特に情動性はセンシティブなので、アウトプットを見ながら共通認識を深める機会は定例で必要です。

制作担当とは月に1回程度の打ち合わせを行う⇒こちらも、アウトプットに対しての見解やすり合わせを行うために、最低でも月に1回は必要です。社内担当の場合は企画会議に制作メンバーを同席させても良いでしょう。

施策のPDCAと数値管理の会議を週に1回行う⇒こちらは、管理の担当者を中心に、施策と数値のPDCAを回す機会になります。企画担当と制作担当も同席して、どのコンテンツが具体的にどのように反応が良かったのかの振り返りと、外部メディアのアルゴリズムに特化した施策のPDCAを発表してもらいます。

上記をカレンダーにフローとして織り込めば、コンテンツマーケティングの設計はほぼ終了したことになります。

 

まぁ・・・ある程度長くて根気の必要な業務なのですが、コツコツ頑張りましょう。

では私も頑張ります。

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